TOPICS/2014年
経験から生みだされる人生の歩みかた
2014年12月 5日
みなさんが人として10年以上も生きているのであれば、それだけでも過去の経験の蓄積はかなりのものとなっているはずです。人間には人からよく見られたいという見えがあるゆえに、どうも間違った行動を取りがちになってしまいます。何かの選択を迫られたときでも「自分が好きかどうか」ではなく「人からよく見られるかどうか」を基準に考えてしまっているのです。
当然のことながら、こんな人目を気にした「選択」は、正しい選択だとは言えません。
「流された選択」「振りまわされた選択」ということです。
日本人は集団で行動する習慣があります。みんながやるから自分もやる。みんなと同じことをすることが正しいことだと思いこんでいるぶん、一見正しいと思われる選択が実は間違いだったと言うことがよくある話なのです。
人生において選択する際に考えることは、次の基準ではないでしょうか。
「自分が好きかどうか」「自分にとってやりたいかどうか」「自分にとって楽しいかどうか」
これらの基準は常に他人ではなく、自分自身です。ですからこれらを大切にしていけば、他人に振り回されることなく、本来の自分の人生を歩むことができるようになるはずです。
誰でも自分の置かれている立場に応じて、自分の気持ちに折り合いをつけて生きているのですが、たった一度きりの人生だから自分の気持ちに正直に生きたいものです。
(M.T)
敬語で恥をかかない話し方のポイント
2014年10月30日
先日、「敬語で恥をかかない話し方のポイント」という記事を見かけましたので、少しピックアップしてみました。
1.二重敬語に注意
「お客さまがお越しになられました」「社長がおっしゃられていました」など、つい言ってしまいがちなフレーズですが、これらは二重敬語です。
「お越しになる」や「おっしゃる」はそれだけで敬語となっていますので、「お客さまがお越しになりました」「社長がおっしゃっていました」が正解。
2.「大丈夫です」は別の言葉に言い換える
「大丈夫です」はいろいろな場面で使える、便利なフレーズです。上司から「質問はありませんか?」と聞かれたときなど、「大丈夫です」で済ませたくなってしまいます。
しかし、「大丈夫」という言葉は、ビジネスシーンで使うにはフランク過ぎる印象です。「質問はありません」や「はい、ご予約いただけます」などと言い換えるだけで、とても丁寧な印象になります。
3.目上の人に対して、「ご苦労さまです」は間違い
「ご苦労さま」は目上の人が、部下などの苦労をねぎらう言葉です。目上の人に対して使うのは間違い。挨拶がわりに使いたい場合には、「お疲れさまです」が良いでしょう。
4.「了解しました」は目上の人に使わない
「かしこまりました」「承知いたしました」などの言い方に変えてみましょう。堅苦しい言い方を避けたい場合には、「わかりました」でも構いません。
「了解」には話を聞いて、その内容を「認める」といった意味合いがあるため、目上の人に対しては使いません。
5.自分のことは「わたくし」
「わたし」「あたし」と言っている女性をよく見かけますが、ビジネスシーンでは、「わたくし」と言った方が適切。上品で洗練された印章になります。
日々の業務に追われていると、言葉遣いにまできが回らないかもしれません。しかし一人の女性として、上品さは失いたくないもの。正しく、美しい敬語を意識してみてはいかがでしょうか。
(OFFICE‐SANGA 森川ほしの)より抜粋
ついつい使ってしまう言葉ばかりですが、私ももっと気を付けなければいけないなあ、と深く反省いたしました。
(S.I)
年齢は財産だ!
2014年09月18日
私が社会人となったのが昭和37年、縁あって吉澤会計事務所で働くようになったのが昭和42年で、会計事務所での実務経験も47年になります。若い頃は70才代になっても現役で働く自分を想像もしなかったが、あっという間に現実となった。
人は20~30代で夢中で勉強し30~40代で理論を語り、40~50代で経験を語り、60代以降は人生を語る。それがよきアドバイザーとしての生き方だと考えたとき、さて、70代以降はどういう生き方ができるのか?やはり、幾つになってもこの道にいる限り、理論を習得し経験を積んでいくことに変わりはないだろう。
人間幾つになっても勉強不足、経験不足を感ずるものだ、特に高齢になると吸収以上に物忘れが進む。成人の脳細胞は1日20万個ずつ破壊されて再生されないといわれていることから脳はいつまで使用可能か心配する人もいるが、150億個ある脳細胞が半分に減るまでには150年もかかるという計算となるので、安心して脳を使いきることができる。
いずれにせよ、日々勉強し、経験を積んでいけば、それだけ人は成長していく。年を取ることが人間の財産となるなら、もう少し頑張って顧問先のよきアドバイザーになれば幸いだと思う。賞味期限が切れても消費期限はもっと先であればと思うのが本音だ。経営者の方々頑張ってください。
(Y.T)
社内不正を防止する為に
2014年09月 3日
社内不正は大企業よりも中小企業の方が多いのが実態です。社内に起こる不正に対する認識を改め、お互いに信頼しあえるような職場にしていきましょう。
社内不正には粉飾決算と資産の不正流用があります。中でも社員が取引先と共謀して不正を行うケースは、もっとも発見しにくい(受け取る請求書を偽装)ものです。
それでは棚卸資産の架空計上の例をみてみましょう。
A社の棚卸資産は、数カ所に分かれて保管されていました。決算の際に経理担当者が、在庫の異常な増加に疑問を持ち、「実地棚卸表」の突合した結果、在庫に水増しが発見されました。
このように在庫管理の担当者を複数人で分担させ、棚卸品の現物と棚卸表との直接的な連動性を確立するよう努めていきましょう。
(H.Y)